~異種魔法異能力挌闘SFファンタジー~ 帝竜 -ミカドノリュウ-
麟紅が倒れて、すでに数分が経った。
「リンク――!!」
「麟紅くん!!」
目に涙をためた藍奈と茜が声の出る限りに少年の名を呼び続けた。
が、返事はない。
「ん――、おかしいですねぇ、もうそろそろ目覚めてもいい頃なんですがねぇ」
煽烙は相変わらず顔を不気味に引きつらせたままだ。藍奈がキッ、と睨みつけるが微動だにしない。
「リンク!! いつまで倒れてんのよ!! 起きなさい!!」
「うるさいですねぇ、今いいところなんですから、黙っててもらえますか?」
煽烙が指を弾くと、藍奈と茜にかかっていた重力がさらに強化され、二人の少女を襲った。
「あぅう!!」
「いやぁ!!」
苦しさに、二人は顔を歪めた。
まさにその瞬間。
――闇が、砕けた。
「リンク――!!」
「麟紅くん!!」
目に涙をためた藍奈と茜が声の出る限りに少年の名を呼び続けた。
が、返事はない。
「ん――、おかしいですねぇ、もうそろそろ目覚めてもいい頃なんですがねぇ」
煽烙は相変わらず顔を不気味に引きつらせたままだ。藍奈がキッ、と睨みつけるが微動だにしない。
「リンク!! いつまで倒れてんのよ!! 起きなさい!!」
「うるさいですねぇ、今いいところなんですから、黙っててもらえますか?」
煽烙が指を弾くと、藍奈と茜にかかっていた重力がさらに強化され、二人の少女を襲った。
「あぅう!!」
「いやぁ!!」
苦しさに、二人は顔を歪めた。
まさにその瞬間。
――闇が、砕けた。