空っぽの私に色を描いた君
プロローグ
始まりは、いつだったのだろう

思い返してみると、そう遠くはなかったはず

でも、思い出が濃くて濃くて

頭の中を巡るたびに、思い出すんだ

多分あの日だろう

私と君が出会った日

でも、私の始まりはもっと前

忌み嫌うあの思い出

綺麗で透き通った、君との思い出とは違う

汚れて穢れた、嫌な時間だった
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