私の好きなお好み焼き屋の店長は私の好みです
第二章
研修
面接から二週間が経ち、お好み焼き屋の研修が始まった。
緊張に震えながら店ののれんをくぐると、そこには高校時代の友人、公代がいた。
「あ」
二人して声を出す。
「ウッソー偶然! ミサもこのバイトなの?!」
「公代こそ! ああびっくりしたぁ! でも良かった~!!」
私たちは手を取り合い、再会を喜んだ。
高校以来メアド変更の連絡くらいしかしていなかった仲だが、こうして自然に当時の仲に戻れるのは、私にとってとても大きなことだった。
「知り合い?」
店の奥から声がして、あの人が顔を出した。
ティーシャツにジーパンというラフな格好をした、杉本店長。
「お、おはようございます!」
いきなりの登場に、声が上ずる。茶色の髪は今日もピシッときまっていて、私の胸は一気に高鳴った。
「おはよ。荷物置いたらこっち来て。書いてもらわなきゃいけない書類とかあるから」
店長はそう言って手招きし、私たちは事務所となるであろう場所に連れて行かれた。
緊張に震えながら店ののれんをくぐると、そこには高校時代の友人、公代がいた。
「あ」
二人して声を出す。
「ウッソー偶然! ミサもこのバイトなの?!」
「公代こそ! ああびっくりしたぁ! でも良かった~!!」
私たちは手を取り合い、再会を喜んだ。
高校以来メアド変更の連絡くらいしかしていなかった仲だが、こうして自然に当時の仲に戻れるのは、私にとってとても大きなことだった。
「知り合い?」
店の奥から声がして、あの人が顔を出した。
ティーシャツにジーパンというラフな格好をした、杉本店長。
「お、おはようございます!」
いきなりの登場に、声が上ずる。茶色の髪は今日もピシッときまっていて、私の胸は一気に高鳴った。
「おはよ。荷物置いたらこっち来て。書いてもらわなきゃいけない書類とかあるから」
店長はそう言って手招きし、私たちは事務所となるであろう場所に連れて行かれた。