キンダーガーテン四 ~私の居場所に~
「「「明けましておめでとう!」」」
「「「婚約もおめでとう!」」」
結局みんなに用意をお願いして、唯は先生の膝で待ってたの。
イチゴのショートケーキとお揃いのカップに入ったミルクティー。
先生にも、甘くないチーズケーキとコーヒーが
バレンタインに贈ったカップに入ってる。
慣れ親しんだみんなには、何も伝えなくても
ちゃんといつもと同じ物が用意される。
この当たり前が…………自分の居場所なんだろうなぁ。
恋人でも夫婦でも、家族でも。
友人だってそう。
これが、空気のような関係っていうんだよね。
唯の家族は、違ってた。
お互いがお互いを、必要以上に意識して
常に『自分を見て』とアピールしていたような気がする。
『苦しい』『淋しい』『辛い』って…………。
これは、唯と尋ちゃんだけじゃなくて
大人の、お父さんやお母さんも同じだった。
子供だった私達は、気づけなかったけど……。
せめて、夫婦で気づけていれば………
こんな結果に…………………
あっ!!
色々あって、考えないようにしてたけど………
園長先生にも、みんなにも………
お父さんの女の人が、迷惑をかけた事謝ってない!
「「「婚約もおめでとう!」」」
結局みんなに用意をお願いして、唯は先生の膝で待ってたの。
イチゴのショートケーキとお揃いのカップに入ったミルクティー。
先生にも、甘くないチーズケーキとコーヒーが
バレンタインに贈ったカップに入ってる。
慣れ親しんだみんなには、何も伝えなくても
ちゃんといつもと同じ物が用意される。
この当たり前が…………自分の居場所なんだろうなぁ。
恋人でも夫婦でも、家族でも。
友人だってそう。
これが、空気のような関係っていうんだよね。
唯の家族は、違ってた。
お互いがお互いを、必要以上に意識して
常に『自分を見て』とアピールしていたような気がする。
『苦しい』『淋しい』『辛い』って…………。
これは、唯と尋ちゃんだけじゃなくて
大人の、お父さんやお母さんも同じだった。
子供だった私達は、気づけなかったけど……。
せめて、夫婦で気づけていれば………
こんな結果に…………………
あっ!!
色々あって、考えないようにしてたけど………
園長先生にも、みんなにも………
お父さんの女の人が、迷惑をかけた事謝ってない!