キンダーガーテン四   ~私の居場所に~
ピンポン、ピンポンピンポン。

開くことのないドア。

初めてきた、海晴ちゃんのお家。

絶対いるはずなのに……………真っ暗。

「開けてくれないね………………。」

落ち込む唯に

「ヨシ!
ちょっと待っててね。」

ニッコリ笑って携帯を取りだし

コールを鳴らす。

「ごめんね。
さっき、唯ちゃんに先生のこと話しちゃった。
大事な唯ちゃんが泣いてるよ。
開けてくれない?」

カチャッ。

鍵の開く音がして……………

青白い顔の海晴ちゃんが、顔を覗かせた。
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