カタヲモイ、解消シマス。


「……ちょっと黙ろうか」


青葉を抱えたまま壁に軽く手をあてて破壊すると


「え?」


とぼけた顔のチンピラの手首をはねた。


ボトンと床に落ちたのは、携帯電話を握る男の手。


それを僕は踏みつける。


これで電話は壊れたね。


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