JKのアタシが異世界転移したワケなんだけど、チートなのは相方の方でした

「……申し遅れました。私、iPh●ne 4sと申します。所有者はマスターである宮間千尋様。契約者名義はマスターのお父様となっております。設定されたプランはホ●イト学生定額プ………」

「ちょっと待った! ストップ! ストォオップ! もう、もう結構です!!」

 ああん! せっかく治まったのに、また頭が混乱しちゃうやつー。
 この人、今さらっと「iPh●neです」って名乗ったぞ。
 まさか、痛い属性の人なのか? こんなにイケメンなのに!?
 もし本当だとしても、アタシの知ってるiPh●neと大分違うんだが……。
 アタシが志望校に合格した時、お父さんが入学祝にと買ってくれたカバーが黒一色で齧られたリンゴのマークが入った携帯端末機。


 しかしだ。
 目の前にいるのは見た感じ、20代後半から30代くらいで黒髪に碧眼、黒のスーツをビシッと着こなした男が無表情でこっちを見ながら立っている。


 え……なに、これ? 

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