君の弱点は私。
「あ~零花ちゃんが来た!」
「きゃ~今日も可愛い~~!!」
「学校の天使が舞い降りたぞ!おい、みんな道を空けろ!」
……いつもの登校風景。
「教室までご案内するんだ!ほら、そこらの人間は隅によれー!」
「水たまりをふけ!零花さんのお靴に水一つつけるな!」
……いつもの周囲の人々。そして__
「みなさん、ごきげんよう。それから、朝からご苦労様です。」
……いつもの私の一言。
これが『いつも』だなんて言える私は、もう異常なのかもしれない。