Short stories
2.恋は甘くて苦い 彰浩×美琴
Side Mikoto
「このバラください」
私はそう言葉にして、心の中で苦笑した。
花なんて買ってどうするのよ。
今日は私の28回目の誕生日。
そんな日にバラの花を買うなんて。
「リボンはどうされますか?僕のおすすめですと、バラにこちらの……」
優しい口調、花が似合ういかにも善人風なイケメン店長に私は少し苛立ちを覚えた。
「自分への誕生日プレゼントなんです。リボン必要だと思いますか?」
自分でいってしまった言葉に私はハッとして慌てて、踵を返した。
「ごめんなさい!やっぱりやめます!」
それだけを言い残して私は、急いで駅へと急いだ。
「このバラください」
私はそう言葉にして、心の中で苦笑した。
花なんて買ってどうするのよ。
今日は私の28回目の誕生日。
そんな日にバラの花を買うなんて。
「リボンはどうされますか?僕のおすすめですと、バラにこちらの……」
優しい口調、花が似合ういかにも善人風なイケメン店長に私は少し苛立ちを覚えた。
「自分への誕生日プレゼントなんです。リボン必要だと思いますか?」
自分でいってしまった言葉に私はハッとして慌てて、踵を返した。
「ごめんなさい!やっぱりやめます!」
それだけを言い残して私は、急いで駅へと急いだ。