お前なんか×××!!!
…次の日から、本当に、仁はプロジェクトチーム参加のため、私と一緒に帰ることはなくなった。
プロジェクトは、別の部署と合同のため、会議室での仕事になり、同じオフィスに居ることもない。
寂しいと言えば嘘になるが、やっぱり、仁のデスクを、時々見てしまう自分がいた。
「それってさぁ、もう、付き合ってるのと一緒じゃない?」
仕事帰り、久しぶりに友美と外食をして、それを言われた。
「そうなのかな?」
一連のことを友美に打ち明けたのだが、その答えがこれだった。
「そりゃそうでしょう?楓を誰にも盗られたくないとか、スペアキー渡しちゃうとか、いくら幼なじみでも、そこまでしないと思うけど」
「お互い好きって言ってないのに?」
「…楓は、好きだって言ったんでしょ?」
「うん、でも、それに反応なかったから、聞こえてたのかどうか…それに、実際、仁から好きだって言われたことないし」
「…行動で示してるんだから、言わなくても分かってるって、寺崎は思ってるんじゃないかしら」
「もし、そうだとしても、一言でいいから、その言葉が欲しいし、私も、面と向かって言いたい」
「んーーー、確かに、仁は、一度、楓の告白を遮ったよね?その意味が分からない。寺崎は、独占欲丸出しなのに」
「仁は、私の気持ちも、わかってないみたいに思うの。やたらと三神君の名前を出すし、私は三神君の事が好きだと勘違いしてるし、三神君も私のこと、好きだって思われてるみたいで」
「三神、ね。確かにあんたのこと」
「友美?」
「いや、何でもない。これは三神の問題だから」
「何?」
「いや、ごめん、さ、そろそろ帰ろうか?マンションまでは、人通りが少ないから気をつけて帰るんだよ」
「うん、じゃあね」
そこで私たちは別れた。
プロジェクトは、別の部署と合同のため、会議室での仕事になり、同じオフィスに居ることもない。
寂しいと言えば嘘になるが、やっぱり、仁のデスクを、時々見てしまう自分がいた。
「それってさぁ、もう、付き合ってるのと一緒じゃない?」
仕事帰り、久しぶりに友美と外食をして、それを言われた。
「そうなのかな?」
一連のことを友美に打ち明けたのだが、その答えがこれだった。
「そりゃそうでしょう?楓を誰にも盗られたくないとか、スペアキー渡しちゃうとか、いくら幼なじみでも、そこまでしないと思うけど」
「お互い好きって言ってないのに?」
「…楓は、好きだって言ったんでしょ?」
「うん、でも、それに反応なかったから、聞こえてたのかどうか…それに、実際、仁から好きだって言われたことないし」
「…行動で示してるんだから、言わなくても分かってるって、寺崎は思ってるんじゃないかしら」
「もし、そうだとしても、一言でいいから、その言葉が欲しいし、私も、面と向かって言いたい」
「んーーー、確かに、仁は、一度、楓の告白を遮ったよね?その意味が分からない。寺崎は、独占欲丸出しなのに」
「仁は、私の気持ちも、わかってないみたいに思うの。やたらと三神君の名前を出すし、私は三神君の事が好きだと勘違いしてるし、三神君も私のこと、好きだって思われてるみたいで」
「三神、ね。確かにあんたのこと」
「友美?」
「いや、何でもない。これは三神の問題だから」
「何?」
「いや、ごめん、さ、そろそろ帰ろうか?マンションまでは、人通りが少ないから気をつけて帰るんだよ」
「うん、じゃあね」
そこで私たちは別れた。