お前なんか×××!!!
「あぁ。ランチは私の憩いの場」

幸せを噛み締めながら、美味しくランチを頂く。

「さっき」

友美はそこまで言って、おかずを食べた。

「何?」
「両手に花だったわね」

「…???」

言葉の意味が理解できなくて、ポカンとする。

「三神と、寺崎に助けられて、羨ましかったわよ」
「…?!三神君ならわかるけど、寺崎は…」


「アンタ、知らないの?あの二人、人気を二分してるのよ」
「…うそ」

あり得ない。

三神君ならともかく、仁まで?

「くれぐれも、女子社員には気を付けなさいよ」
「…怖いんですけど」

「ま、楓になんかしたら、私が黙っちゃいないけどね」

そう言って、ニヤッとした友美。

きれいな顔が台無しよ。

そう思ったが、言わなかった。

「頼りにしてます、友美ねぇさん」

私たちは、顔を見合わせると笑ってしまった。
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