お前なんか×××!!!
アイツと楓が二人で帰っていた。

「もう、ダメじゃん」

言葉にしたら、張り詰めていた思いが、一気に切れた気がした。

二人はもう、付き合ってるに違いない。

…二人から距離をあけて歩いていた。

どこまで一緒に帰らなければならないんだろう?

ずっと二人を見ているのは辛いな。

そう思って、道を変えようとした時だった。

突然二人は言い合いになり、仕舞いに押し問答になり始めたので、俺は二人を止めようと走り出した。

…?!

楓が勢いで倒れこんだ。

「楓!」

そこに運悪く、車が結構なスピードで走ってきて、楓を守りたい!

その一心で車道に飛び出した。



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