桜吹雪 ★ 恋物語



「だから、施設に入ってみないかい?」






え────────────?






「し、施設....ですか.....?」





お母さんは隣で目に涙を溜めながらこらえていた。





「そうだよ。
記憶に関係してる施設なんだ。
そこには、真桜ちゃんと似ている症状をもっている人がいる。
今よりは住みやすいのかなって」






「じゃ、じゃあっ....!!!
が、学校は.....?
どうなるんですか?」


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