届かない想い・愛される喜び
翌朝、海音と市役所に
婚姻届を提出して
「受領いたしました。
おめでとうございます。」
と、言われ
「「ありがとうございます。」」
と、二人で微笑みながら
言った。
嬉しい・・・
私は、本日
南 未姫となった。
それから、式場に行き
式は、親族だけ
披露宴は、パーティー形式に
したいと話すと
担当してくれた方から
式場が所有している
教会が30分位の所にあると
言われて案内してもらった。
教会は、小さくて可愛いく
だけど中に入ると
大きなパイプオルガンがあり
ステンドグラスが
とても綺麗で
二人とも、直ぐに気に入った。
パーティー会場にも
案内して頂いた・・
教会から中庭を通り抜けると
真っ白な建物が建っていて
先には海が見えている。
建物の中からも海が見える
全て真っ白に統一されていて
全面ガラスばりで
とても綺麗だった。
未姫のお腹の事もあるので
ひと月後に予約ができた
少人数にしたのが幸いしたようだ。
未姫は、妊娠しているが
元が細いからか
あまりお腹も目立ってない
だけど、無理をさせたくないから
式とパーティー用の真っ白な
ウェディングドレスと
お客様の見送り時に着るドレスの
2着のみを選んだ。
式とパーティー時のドレスは、
真っ白ウェディングドレスで
Aラインスクープネックマキシ
レングスシフォンウェディングドレス
に頭にもレースをつけ
裾のレースも長い。
お見送り用のドレスは、
うすいブルーの花びらが
何層にも切り替えが施されて
すごく綺麗なドレス。
海音は、どちらを着ても
「綺麗だよ。」
と、言う
未姫は、真っ赤になってしまうが
スタッフの人達からも
「本当に、お綺麗です。
それに、お優しいご主人ですね。」
と、言われて
未姫は、
「はい、とても。」
と、言うと
今度は、海音が照れながら
頭をかいていた。
スタッフの人達から
本当に良くして頂いて
「当日お願いいたします。」
と、言って帰宅した。
○○○○5月20日 土曜日
14時から式
15時からパーティー。
パーティーは、二時間となる。
夕日の下の海が綺麗で
この時間にした。
未姫側は、母と樹也と樹也の彼女と
叔父夫婦。
海音は、両親と両親経営の保育園の
主任と事務担当の先生
会社の営業部長と部下
未姫いた総務の仲間を
招待することにした。
咲桜は、真理亜にも連絡したが
「和真が出張なの、少し考えさせて。」
と、言っていた。
そのときに花恋の話に
なったが
「イーサンとすごく幸せにしているのよ。」
と、とても嬉しそうに
話す真理亜に
咲桜も嬉しかった。
咲桜は、
「花恋によろしくね。」
と、言って電話を切った。