上司との同居は婚約破棄から
高宮課長もシャワーを浴び終えて、その高宮課長に詰め寄った。
もう私には怖いものなしだ。
「責任。取ってくれますか?」
「ちょっと待ってくれないか。」
困っているような高宮課長の方が普通だと思う状況なのに、その姿に胸がズキッとする。
迷惑そうな顔しないでよ。
昨日はあんなに…………。
めげそうになる心へ高宮課長が追い打ちをかける。
「内田も一時の気の迷いで責任だとか言わない方がいい。」
決めつけたような口ぶりにカチンときて言い返した。
「高宮課長はどうか知りませんけど私は一時の気の迷いなんかじゃありません。
ですので責任取ってください。
身代わりでも何でもいいです。」
「ちょっと待て。
身代わりってなんのことだ。」