恋傘
-ダンッ
「きゃああああ」
「きゃああああ」
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「先輩、ありがとうございますっ......ふわり、嬉しい」
「ふ、ふわりちゃん...」
_______男なんて、オレの手にかかればこんなもん。
学園のアイドル・雲月ふわりの正体は、ヤクザを凌ぐ暴走族”紅姫”の女番長。
「お兄さん、オレの大事な仲間に何しようとしてんの」
”紅姫”のふわりは、学園のときと打って変わってのヤンキー。
おまけにオレ一人称に男口調!
「こいつぁ紅姫の大事な大事な数少ない幹部の一人なの」
そんなふわりの前に現れたのは、厨二病のイケメン生徒会長・華国真樹。
「こちらから闇を操りし暗黒の俺を呼ぶ声がしたのだが.........まあ、驚いた」
「...っ」
「これはこれは、学園のPrincess、と......」
「......」
「......ボロボロのヤクザ」
華国に弱味を握られてしまい...!?
「黙っててやろう...しかし。俺と付き合え」
ただの厨二病のくせに、やけに優しい華国にふわりはドキドキしっぱなしで?
「貸せ。お前は女だ」
「俺、こう見えてかっこいいから」
「可愛いな...............いや、なんでもない」
「......好きだと言えば、お前はどうする...?」
不器用な厨二病でも女番長をドキドキさせることができるんです。
201812142145.
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start 2018/10/14/12:19
色とりどりの花。
活き活きとした草。
そのどれもが、怨めしかった。
荒田冬
-Arata fuyu-
入沢蛍
-Irisawa kei-
水しかない、静寂を貫く世界。
そんなところに、暖かな光を持って出てきた火垂る。
私は訊いた。
「そんな季節じゃないでしょう」
すると、
「うん」
笑って答えるだけ。
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「私、一生忘れない。この冬も、この景色も、蛍も」
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2人は、付き合っていながらも、友人で、両想いでした。
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