微笑みの下の隠しきれない想い~アナタは渡さない~
「おいしいか?」


「はい。」


どうして私が作ったものの確認をするのか


よくわからない


「うん、俺が食べさせたからかな?
なぁ、シェリー。」


にやにやした顔でこっちに目線を向ける王子


確信を持ってるのに聞いてくる当たりが


悔しい


「味見よりもおいしかったです」


本当のことだから正直に認めるしかない


「ははっ、今日のシェリーは素直でかわいいな」


か、かわ、いい、、なんて


初めて言われた、、、


隠せないほど顔が赤くなる


「ほらりんごより顔が赤いな。」


嬉しそうに笑いながらぐりぐりと頭を


撫でてくる


そんなことまでも心拍数をあげる


恥ずかしい、だけど触られて嬉しい


やっぱりこの人のことが好きなんだと実感する





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