微笑みの下の隠しきれない想い~アナタは渡さない~
君が作ってくれたのならば
「俺は君が作ってくれたものの中で
おいしくないと思ったものはないよ。」
「そうなんですか?
いつもケーキ食べてくださらないので嫌いなのかと。」
私がヴァンやロシュに作ったと
持ってきてもふーんと言ったきり食べてくれない
「それは違う」
「???何が違うのですか?」
「君が弟たちに作るからに決まっているだろう。」
「え、、、」
どういう意味で言ったのですか?
「っ!!今のは疲れてて思わず口走っただけだ。
忘れてくれないか?」
そんなことできるわけがない
「教えてください。どんな意味で言ったのか。」
「っ~、だから俺のために作ってくれないから
弟たちから貰うなんて恥ずかしいことできるか!」
「え?」
これは本当に言ったのですか、王子が、、、
まるで自分だけに作ってくれないからだ
という意味にも聞こえる、、、
そんなわけ、、、、