微笑みの下の隠しきれない想い~アナタは渡さない~
向かい合って座る繊細な模様の描かれたソファ
「この箱開けていいのか?」
緊張する、、、
おいしくないと言われたらどうしようと
思うと心が締め付けられる
「どうぞ」
「キレイだな、黄金色だ。」
良かった!見た目はクリアしただろう
だが、問題は味だ。
口に合わなかったり、甘すぎたりしたら
どうしよう、、、
「切り分けます。いくつに分けましょうか」
「4つに分けてくれ。
1つは今食べるが他の2つは後で食べることにする。
残りの1つはシェリーも一緒に食べよう、今。」
そんな、、、緊張してしまって難しい
きっと味なんてわからない
「ありがとうございます。
ではお言葉に甘えていただきます。
王子、召し上がってください。」