キミに降る雪を、僕はすべて溶かす
ミチルさんが安らかでいられることがあたしの、存在する絶対条件だから。
何より大切なこの人の笑顔を翳らせてしまうのだけは。
願いはたったそれだけ。
一瞬、見張った眼差しを儚そうに歪めたミチルさんは。掴まえたあたしの掌に口付けして、包み込むように指を絡めた。
「・・・・・・僕の全部はりっちゃんの為だけに在るんだ。結婚はね、その約束だから。・・・隆弘にはちゃんと顔向けできるよ」
突き抜けるかと思うくらい、お互いに深く目を合わせ。
・・・・・・うん。ミチルさんがいいなら、それでいい。
胸の中で呟いた。
責任でも義務でも、どんな名前が付いても。
失うくらいなら、歪に固まったままの心臓で愛してる。
いつか壊れるまで。何と引き換えにしても構わないほど、大好きな人を。
何より大切なこの人の笑顔を翳らせてしまうのだけは。
願いはたったそれだけ。
一瞬、見張った眼差しを儚そうに歪めたミチルさんは。掴まえたあたしの掌に口付けして、包み込むように指を絡めた。
「・・・・・・僕の全部はりっちゃんの為だけに在るんだ。結婚はね、その約束だから。・・・隆弘にはちゃんと顔向けできるよ」
突き抜けるかと思うくらい、お互いに深く目を合わせ。
・・・・・・うん。ミチルさんがいいなら、それでいい。
胸の中で呟いた。
責任でも義務でも、どんな名前が付いても。
失うくらいなら、歪に固まったままの心臓で愛してる。
いつか壊れるまで。何と引き換えにしても構わないほど、大好きな人を。