キミに降る雪を、僕はすべて溶かす
優しいゆりかご 【番外編】
「満さんとは、結婚してもあまり変わらない感じ?」
睦月さんと二人のお弁当タイム。他に誰もいないオフィススペースで、そんな話題になった。
ちょっと考える仕草で頭を捻り、あたしは向かいの席の彼女に小さく笑い返す。
「そうですねー。過保護なのも相変わらずだし、甘やかしも前からだし」
「保証人のお礼だって、わざわざ二人でまた来てくれたでしょう? あの時、ちょっと思ったの。満さんの雰囲気が何となく変わったかなって」
睦月さんが箸を休めて、可愛らしく小首を傾げた。
「・・・変わりました?」
目を瞬かせる。あたしぐらいしか分からないだろうって思ってたのに。
彼女の洞察力に恐れ入る。
「何となく、よ? 前は、すごく優しそうな印象が強かったけど、男っぽく見えたって言うか」
睦月さんと二人のお弁当タイム。他に誰もいないオフィススペースで、そんな話題になった。
ちょっと考える仕草で頭を捻り、あたしは向かいの席の彼女に小さく笑い返す。
「そうですねー。過保護なのも相変わらずだし、甘やかしも前からだし」
「保証人のお礼だって、わざわざ二人でまた来てくれたでしょう? あの時、ちょっと思ったの。満さんの雰囲気が何となく変わったかなって」
睦月さんが箸を休めて、可愛らしく小首を傾げた。
「・・・変わりました?」
目を瞬かせる。あたしぐらいしか分からないだろうって思ってたのに。
彼女の洞察力に恐れ入る。
「何となく、よ? 前は、すごく優しそうな印象が強かったけど、男っぽく見えたって言うか」