キミに降る雪を、僕はすべて溶かす
一人きりになってやっと、気怠い溜息を深く吐けた。
洗い物とお弁当作りは、ミチルさんが済ませてくれたから。シーツだけ洗濯機回して、ざっくりドライシートのモップで床掃除をして。日当たりのいいあたしのベッドの上で、ミチルさんのお布団も日光浴させなきゃ。
それから着替えて、お化粧して。
出かけるまでに片付けることはいっぱい。
考え込む時間なんてない。
そうして流されてく、きっと。日々に。
ミチルさんが望むまま、ただいればいい。あたしは。
ナニも壊れない。そうすれば。
我に返って。ふと囚われてた思いを断ち切るように。
頭をぷるん、と一振りした。
「今日も一日、ガンバるよ。・・・お兄ちゃん」
ミチルさんに抱かれたあの夜から。あたしのココロは、ぜリーになった。
液体なんだか固体なんだか、掴みどころもない。
無味無臭で不透明で。
考えようとすると、ズブズブと足を取られて動けなくなる。
どんどん。埋まってって。
藻掻くことすら。
諦めちゃったのかも知れない・・・・・・。
洗い物とお弁当作りは、ミチルさんが済ませてくれたから。シーツだけ洗濯機回して、ざっくりドライシートのモップで床掃除をして。日当たりのいいあたしのベッドの上で、ミチルさんのお布団も日光浴させなきゃ。
それから着替えて、お化粧して。
出かけるまでに片付けることはいっぱい。
考え込む時間なんてない。
そうして流されてく、きっと。日々に。
ミチルさんが望むまま、ただいればいい。あたしは。
ナニも壊れない。そうすれば。
我に返って。ふと囚われてた思いを断ち切るように。
頭をぷるん、と一振りした。
「今日も一日、ガンバるよ。・・・お兄ちゃん」
ミチルさんに抱かれたあの夜から。あたしのココロは、ぜリーになった。
液体なんだか固体なんだか、掴みどころもない。
無味無臭で不透明で。
考えようとすると、ズブズブと足を取られて動けなくなる。
どんどん。埋まってって。
藻掻くことすら。
諦めちゃったのかも知れない・・・・・・。