恋哀

- episode2 -

チリリリリリ、、チリリリリリ、、
携帯の目覚まし音で起きたあたしは、カーテンを開けて制服に着替えて髪を整え歯磨きをしてカバンを持って家を出た。
あたしは花崎高校に通う2年、時雨桜空(しぐれそら)17歳。
今日は、2年生最初の登校日。
｢あ！桜空！おはようー｣
この子は、あたしと同じ高校に通う友達の柊凜華(ひいらぎりんか)17歳。
笑顔が似合う女の子だ。
｢おはよう、凜華｣
｢今日の放課後、新しく出来たクレープ屋さん行ってみよーよ！｣
｢ごめん、今日は行けない｣
｢えー、じゃあ明日はー？｣
｢大丈夫｣
｢なら明日いこう！｣
｢わかった｣
あたしは、、凜華が羨ましかった。
笑って怒って泣いて普通の幸せがある凜華がとても羨ましかった。