恋哀
- episode3 -

学校について下駄箱で上靴に履き替えて2階に行くとクラス替えの貼り紙が貼ってあった。
「また一緒のクラスだー!」
指をさして満面の笑みで凜華はそう言ってきた。
2年1組の欄にあたしと凜華の名前が書かれている。
「本当だ、これで凜華と3年間一緒ってことだね」
「そっか!2年から3年にあがる時はクラス替えがないんだった!」
新しい教室に入り指定されている席に座ってHRと始業式を終え放課後になった。
「桜空!じゃ、また明日ね!」
「うん、また明日」
あたしは鞄を持って学校を出た。
携帯を取り出しメールを返す。
[今から向かう]
すぐに来る返信。
[楽しみです。早く会いたいな]
そのメールを見て、あたしは吐き気がした。
気持ち悪い。
待ち合わせしてるホテルに着くと1人の男の人が立っている。
「桜空ちゃん、、かな?」
「そうだよ、はじめまして」
「はじめまして、中入ろっか」
あたしは、その男の人とホテルに入る。
いつものホテル。
あたしは男を満足させる性欲処理機。
援交は犯罪。
この行為に愛なんて幸せなんてない。
今日も2万を貰いその場を去った。
< 3 / 3 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

公開作品はありません

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop