ビロードの背中
私の答えを待たずに彼が立ち上がった。
私も慌てて立ち上がろうとすると、
「姉さん、30分先に寝かせて。
一緒に部屋に行ったら、俺、もう無理。」
彼は就寝準備もすばやく床についた――。
『私との関係を大事に思う・・・。』
私はぼんやりと、彼の部屋に行った日の事を思い出していた。
あの日の彼は今でも正直怖かった。
・・・そして、そう遠くない日に・・・。
私も慌てて立ち上がろうとすると、
「姉さん、30分先に寝かせて。
一緒に部屋に行ったら、俺、もう無理。」
彼は就寝準備もすばやく床についた――。
『私との関係を大事に思う・・・。』
私はぼんやりと、彼の部屋に行った日の事を思い出していた。
あの日の彼は今でも正直怖かった。
・・・そして、そう遠くない日に・・・。