ビロードの背中
カレノカオリ
―― 彼の部屋についた。
ドアチャイムを押すと、
「はい、開いてます。」と声がした。
ドアを開けると机に向かって色鉛筆を持つ彼の背中が見えた。
「こんばんは。」
「・・・あ、姉さん。早かったね。」
時計は22:10を示していた。
席を立って彼が私の方へ近づいてきた。
「――どうぞ。」
と部屋に招き入れ、ドアの鍵を閉めた・・・。
ドアチャイムを押すと、
「はい、開いてます。」と声がした。
ドアを開けると机に向かって色鉛筆を持つ彼の背中が見えた。
「こんばんは。」
「・・・あ、姉さん。早かったね。」
時計は22:10を示していた。
席を立って彼が私の方へ近づいてきた。
「――どうぞ。」
と部屋に招き入れ、ドアの鍵を閉めた・・・。