ビロードの背中
気がつくと目の前に下着が置いてあった。
たたまれていなかったのが不幸中の幸いだった。
ベッドから出て急いで着けた。
彼のシャツまで着て、再びベッドに入った。
・・・外が少し白んでいる。
彼がうつぶせに、こちらを向いて寝息を立てていた。
シングルベッドなので顔が近い。
“まつげが長い。”
これは、旅行の時には気づかなかった。
指でそっとまつげに触れてみた。
ピクッとまぶたが動く。
――可愛い。
可愛くて いとおしくて、もう意地悪したくてたまらなくなった――。
たたまれていなかったのが不幸中の幸いだった。
ベッドから出て急いで着けた。
彼のシャツまで着て、再びベッドに入った。
・・・外が少し白んでいる。
彼がうつぶせに、こちらを向いて寝息を立てていた。
シングルベッドなので顔が近い。
“まつげが長い。”
これは、旅行の時には気づかなかった。
指でそっとまつげに触れてみた。
ピクッとまぶたが動く。
――可愛い。
可愛くて いとおしくて、もう意地悪したくてたまらなくなった――。