ビロードの背中
私は彼が好きだったし、彼とロストヴァージンしたかった。


ただ、そこまででよかった。

彼はそれを敏感に感じた・・・。

彼は、私に対してのあらゆる言葉を遮断し、私を抱いた。

私は、彼にあらゆる言葉を飲み込ませ、私をロストヴァージンさせた。



“・・・今さら、どうなる?”



自分勝手な事は分かっている。

でも、この心のモヤモヤのまま結婚するのがどうしてもイヤだった。





私は思い切って、土曜日彼の家に行ってみる事にした。


“無視されたら、罵倒されたら、

・・・それで納得。”


あえて突然、訪ねることにした。


メール連絡して、メールで喧嘩になったりするのはイヤだった。



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