ビロードの背中
「絵の関係の友達なの?」

私は否定し、自分の事を少し話した。


「――じゃ、今アイツ、お姉さんを口説いているところか。」


“・・まさか。”


私は自分の年齢を明かす。


「年なんて関係ないよ。

――お姉さん、アイツの好きなタイプだよ。」



年下からは年は関係ないけど、年上からは年は関係ある。


「――アイツとは寝た?」


“初対面でいきなり・・・。”


私は迷わず嘘をつき、否定した。

ロストヴァージンの事は言えない。


「―― そう。

したらいいのに。

・・・アイツとのエッチ、悪くないよ。」

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