ビロードの背中
住吉からは、スペアキーを受け取っていた。

『彼』のスペアキーを預かって、返し忘れていた。



同じ時間。

ふたつのスペアキー。

2人の男――。

鏡の中の私が問う。





――さぁて、

どうする――?




運命は私に容赦しない。



私のココロは、ぐらぐら揺れる―――。







 ―Fin―

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