ビロードの背中
特に乗り出して聞くわけでもなく、

求められるまで、自分の意見も言わない。


ここまで女性の話を聞けたら、彼はやはり、モテるだろうと思う。


そして、美形の彼と食事するのは優越感にも浸れた。



松永が私を呼ぶ、”姉さん”が気に入ったらしく彼もそう呼ぶ・・・。


彼も映画が大好きで、意外にも読書家だった。




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