やさしくしないで ~なぜか、私。有能な上司に狙われてます~
からかわれた。
完全にバカにされてる。
「もう!」
いけない。
早紀先輩と目があってしまった。
先輩まだ、こっちを見てる。
案の定、早紀先輩が私に向かって、こっちに来いって手招きしてる。
私は、早紀先輩にコーヒーを持って行った。
「あんた、マッチーと何かあった?」
早紀先輩、いつも通りストレートな聞き方をしてきた。顔は、思いっきりニヤニヤしてるけど。
「何にもないです」
「あっそう。それならいいけど。顔赤いよ」
「はい」もう、いちいち顔なんか洗っていられません。
「営業部の件、大丈夫だったの?」
「はい。修理に出すことになりましたが」
「ふーん。そうなんだ」
「どうかしたんですか?」
早紀先輩は、私の顔をまじまじと見た。
「いや。マッチーも好み変わったなと思って」言い終わると、ざっと私の全身をながめた。
「何ですか、それ」
いまさら何だって言うんですか?
「すぐに報告書書いてね。田代君まだ仕事振ってもらおうと思って、待ち構えてるよ」
「はい」
その日もバタバタしていて、町田課長のことも、岡先輩のことも忘れていた。
完全にバカにされてる。
「もう!」
いけない。
早紀先輩と目があってしまった。
先輩まだ、こっちを見てる。
案の定、早紀先輩が私に向かって、こっちに来いって手招きしてる。
私は、早紀先輩にコーヒーを持って行った。
「あんた、マッチーと何かあった?」
早紀先輩、いつも通りストレートな聞き方をしてきた。顔は、思いっきりニヤニヤしてるけど。
「何にもないです」
「あっそう。それならいいけど。顔赤いよ」
「はい」もう、いちいち顔なんか洗っていられません。
「営業部の件、大丈夫だったの?」
「はい。修理に出すことになりましたが」
「ふーん。そうなんだ」
「どうかしたんですか?」
早紀先輩は、私の顔をまじまじと見た。
「いや。マッチーも好み変わったなと思って」言い終わると、ざっと私の全身をながめた。
「何ですか、それ」
いまさら何だって言うんですか?
「すぐに報告書書いてね。田代君まだ仕事振ってもらおうと思って、待ち構えてるよ」
「はい」
その日もバタバタしていて、町田課長のことも、岡先輩のことも忘れていた。