やさしくしないで ~なぜか、私。有能な上司に狙われてます~
毎日、ままならないことが多い。
大丈夫だと思った仕事でも、早紀先輩にダメだしされることもあるし。
仕事以外のことは……
もっと、うまくいってない。
私の気持ちは宙ぶらりんで、お世辞にも進展しているとは言えない。
進展って、なんだっけ?
どうしたら、進んだといえるの?
課長と付き合うって、間違いなのかな。
良くない。流されてるよ。多分。
言っておくけど。課長じゃないから。
私が好きなのは、岡先輩だ。
営業部に入れなくて、うろうろしていた時、
『君、大丈夫?』
って声を掛けて来てくれたのだ。
やっぱり、付き合うならああいう人がいい。
意地悪で、人をからかうような男性は私には無理だ。
そんなことを考えてたら、偶然、エレベーターの中で、岡先輩と一緒になった。
爽やかな空気に満たされる。
誰かさんと違って、人を緊張からほぐしてくれる。
「こんにちは」自分から声をかける。
ラッキーだった。
今日はついている気がする。
「やあ」
気さくに返事を返してくれたので、私は何気なく、作田君から聞いた話を振ってみた。
彼は、しばらく考えて、
「飲み会の日?
ああ、そう言えばあの時の娘だ。
大丈夫だった?」
「大丈夫じゃなかったです」
「ええっ?」
岡先輩は、どういうこと?
と聞き返してくれて、心配してくれた。
ほら、あの意地悪課長と全然違う。
大丈夫だと思った仕事でも、早紀先輩にダメだしされることもあるし。
仕事以外のことは……
もっと、うまくいってない。
私の気持ちは宙ぶらりんで、お世辞にも進展しているとは言えない。
進展って、なんだっけ?
どうしたら、進んだといえるの?
課長と付き合うって、間違いなのかな。
良くない。流されてるよ。多分。
言っておくけど。課長じゃないから。
私が好きなのは、岡先輩だ。
営業部に入れなくて、うろうろしていた時、
『君、大丈夫?』
って声を掛けて来てくれたのだ。
やっぱり、付き合うならああいう人がいい。
意地悪で、人をからかうような男性は私には無理だ。
そんなことを考えてたら、偶然、エレベーターの中で、岡先輩と一緒になった。
爽やかな空気に満たされる。
誰かさんと違って、人を緊張からほぐしてくれる。
「こんにちは」自分から声をかける。
ラッキーだった。
今日はついている気がする。
「やあ」
気さくに返事を返してくれたので、私は何気なく、作田君から聞いた話を振ってみた。
彼は、しばらく考えて、
「飲み会の日?
ああ、そう言えばあの時の娘だ。
大丈夫だった?」
「大丈夫じゃなかったです」
「ええっ?」
岡先輩は、どういうこと?
と聞き返してくれて、心配してくれた。
ほら、あの意地悪課長と全然違う。