男子校に咲く一輪の花
教室の前まで着くと、
海 『 俺が 入れ って言ったら入ってこいよ 』
と海間先生が言ったので廊下で待つ事にした。
ガラッ
海 『 お前ら席につけー。転校生を紹介する 』
海間先生の一言で全員が席に着いた。
男子 『 うぉー、転校生。待ってました。 』
男子 『 女だろー。可愛いかなー。 楽しみー』
乃 『 ( 可愛くなくて ごめんなさい (><) ) 』
海 『 入れー 』
ガラッ
入った途端、
うるさかった男子たちが静かになった。
みんな目の前にいる女の子に釘付けになったのだ。
海 『 軽く自己紹介して 』
乃 『 はい。 姫野乃愛です。
よろしくお願いします(ニコッ)』
ク全『・・・・////』
笑顔で挨拶すると、みんなの顔がみるみる
赤くなっていった。
乃 『 先生、みんな大丈夫でしょうか?
熱があるんじゃ… 』
その時、みんなは思った。
無自覚な子なのだと。
海 『 あぁ…まぁ、気にすんな。大丈夫だ。
乃愛お前は窓側から二列目の一番後ろの席だ』
乃 『 わかりました 』