男子校に咲く一輪の花

先生に指示された席についた。

蒼 『 今日からよろしくね、乃愛 』

声が聞こえてきた方に目を向けると
右隣の席に あおくんがいた!

乃 『 あおくん同じクラスなんだね。よかったぁ。
しかも隣なんて、もっと安心だよ。
よろしくね 』

? 『 なんだよ、蒼翔。そいつと知り合いなのか?』

左側の席からまた聞き覚えのある声がしたので
振り向いてみると、さっき理事長室まで
案内してくれた イケメンくんがいたのだ。

乃 『 あぁーーっ!さっきの! 』

優 『 さっきぶりだな。笑
   俺は 青山優斗 。よろしくなチビ 』

乃 『 なっ…。チビじゃないです!! 』

俊 『 ねぇねぇ、なんで優くんとあおくんは
乃愛ちゃんとそんなに親しげなのー?
あっ、僕の名前は 金原俊だよー。
よろしくねー。』

前の席の男の子が振り向きざまに聞いてきた。
すごく可愛い顔をしている。天使みたい。

颯『 そうですね、かなり親しいご関係のようで。
あっ 僕の名前は 門麦颯太です。
よろしくお願いします。
ちなみに優斗の前の席の無口な人は
黒崎隼です。 』

右斜め前のこれまたイケメンの
眼鏡の人が話しかけてきた。

隼 『 …。 』

左斜め前の人はこっちを見ずぼーっとしてる。



○ 席の図

教卓

隼 俊 颯
優 乃 蒼


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