男子校に咲く一輪の花
ガラッ
海『ホームルーム始めるぞ〜。お、乃愛も元気になったようだな〜よかったよかった』
乃『はい。ありがとうございます』
海『今日は学校がお昼までしかないから、1日学園祭の準備だ〜。
買い出しチームと衣服・小物準備チーム、看板・メニュー等の製作チームの3つに
わかれるぞ〜くじ引きで決めるからくじ引け〜』
海間先生の一言でみんなが一斉にくじを引き始める。
結果は・・・
買い出しチーム・・乃愛、隼
衣服・小物準備チーム・・優斗、颯太
看板・メニュー製作チーム・・蒼翔、俊
俊『隼、ずるい〜僕が乃愛ちゃんと一緒がよかったのに〜』
優『乃愛に手出したら許さないからな』
隼『二人きりだしわかんない』
颯『穏やかじゃありませんね』
蒼『俺の乃愛になんかしたら許さねえからな』
乃『もう〜買い出し行くだけだから何もないよ』
私以外のみんながもめている間に私は買い出しに行く準備をしていた。
優『おい、ちょっとこっち来い』
乃『え??』
手を掴まれ誰もいない部屋に連れてこられた。
乃『え・・どうし・・』
ギュッ
乃『!?』
優斗くんがいきなり抱きしめてきた。
乃『どうしたの?///』
優『なんかわかんねえけど乃愛を隼にとられる気がして』
悲しそうな声でそう呟いた優斗くんは抱きしめる力を強めた。
たまに悲しそうな顔をする優斗くん・・・。
気になりつつも踏み入っちゃいけないんだなと。
乃『優斗くん・・』
チュッ
優『なーんてな。笑
ほんとはキスしたかっただけだよ』
乃『もう〜ひどい・・////』
優『早く買い出し行ってこい』
そう笑いながら言う優斗くん。
ほんとはわかっちゃったんだ。無理して笑っているって。