男子校に咲く一輪の花
朝ご飯を食べ終えて家を出た私達は今、
大きな門の前にいる。
母 『 それじゃあ、しばらく会えないけど
頑張ってね乃愛。
嵐、蒼翔、乃愛のことよろしくね 』
嵐 『 わかったよ。気をつけてな 』
蒼 『 任せて。ちゃんと守るから 』
乃 『 お仕事頑張ってね 』
お母さんは私たちとの別れの挨拶を終え
そのまま車を走らせ、行ってしまった。
嵐 『 大丈夫だからな。俺らがいつでもついてる 』
乃 『 うん、ありがとう。
それより門おっきいねー 』
私は目の前にある大きな門を見上げて驚いていた。