強気なサッカー選手の幼馴染みが、溺愛彼氏になりました
プロローグ





   プロローグ



 あなたに会ったのは、まだ学生の頃。
 友達の幼馴染みの2人として挨拶をしただけだった。

 その時は「目つき悪いな。怖い人かな。」って思ったのは、あなたには内緒。
 もう1人の男の人はとても優しくて、その人とばかり話していたけれど。あなたは隣にいながら、しっかりと話を聞いてくれていたのを、私は知ってる。

 それから、幼馴染みのメンバーに仲間入りすることが多くて、でも、どこか馴染めなくて。
 
 それから、彼氏をつくるようになった。
 いつでも独りだったけれど、4人で過ごした時間の後は、独りになるのが、堪らなく寂しくて、怖かった。
 

 でも、今では4人で過ごす時間がとても心地よくて、好きだった。


 それは、もしかしたら、あなたがいたからなのかもしれない。

 そんな風に、思えるようになってきていた。




< 1 / 166 >

この作品をシェア

pagetop