分け合う体温
第3章 押し倒されて
2度目に体温を分け合ってから、私達は親に隠れて、抱き合うようになった。
主に、親が帰って来るまでの間。
一日も欠かさずに、抱き合っていた週もあった。
その瞬間は、理人のぬくもりが、私にも伝わってきて、とても幸せな感じがした。
「ああ、由乃……愛してる。」
「私も……」
その言葉だけを信じて、私は毎日のように、理人に抱かれた。
抱き合う時、理人はいつも目を瞑っている。
最初は、それが普通だと思っていたから、気にも留めなかったけれど、友達に言われて気づいた。
「それって、由乃以外の女を、思い浮かべてるんじゃないの?」
「えっ?」
頭の上に、何かが落ちたように、ガーンときた。
「でもさ、毎日Hしてるって事は、由乃の他に、好きな女なんて、いなさそうじゃない?」
主に、親が帰って来るまでの間。
一日も欠かさずに、抱き合っていた週もあった。
その瞬間は、理人のぬくもりが、私にも伝わってきて、とても幸せな感じがした。
「ああ、由乃……愛してる。」
「私も……」
その言葉だけを信じて、私は毎日のように、理人に抱かれた。
抱き合う時、理人はいつも目を瞑っている。
最初は、それが普通だと思っていたから、気にも留めなかったけれど、友達に言われて気づいた。
「それって、由乃以外の女を、思い浮かべてるんじゃないの?」
「えっ?」
頭の上に、何かが落ちたように、ガーンときた。
「でもさ、毎日Hしてるって事は、由乃の他に、好きな女なんて、いなさそうじゃない?」