分け合う体温
第4章 遊園地で
あれから私達は、理人のベッドで一夜を過ごす事が、多くなった。
私が起きるのは、いつもお母さんが起きてくる前。
そーっと、自分の部屋に戻って行く。
そんな生活が、2週間程続いた頃だった。
「由乃。どっか二人で出かけない?」
私は、胸が温かくなった。
「なんだか、デートみたい。」
すると理人は、笑いながら言った。
「デートだよ。」
理人が笑ってくれると、私も笑顔になった。
行先は、遊園地にした。
幼い頃、よく家族で行った遊園地。
中学になってからは、照れくさくて、行ってなかった。
「高校生、2枚。」
理人がチケットを買ってくれた。
「いくら?」
「いいよ。俺のおごり。」
そう言って理人は、私の手を繋いだ。
嬉しくて、理人の顔を見られなかった。
私が起きるのは、いつもお母さんが起きてくる前。
そーっと、自分の部屋に戻って行く。
そんな生活が、2週間程続いた頃だった。
「由乃。どっか二人で出かけない?」
私は、胸が温かくなった。
「なんだか、デートみたい。」
すると理人は、笑いながら言った。
「デートだよ。」
理人が笑ってくれると、私も笑顔になった。
行先は、遊園地にした。
幼い頃、よく家族で行った遊園地。
中学になってからは、照れくさくて、行ってなかった。
「高校生、2枚。」
理人がチケットを買ってくれた。
「いくら?」
「いいよ。俺のおごり。」
そう言って理人は、私の手を繋いだ。
嬉しくて、理人の顔を見られなかった。