分け合う体温
「これ、買おうとしていたの?」
理人は、私が取ろうとしていたスノードームを、手に取った。
「うん。理人にね、プレゼントしようと思って。」
「えっ……」
理人の驚きに、私は目をパチパチさせた。
「……びっくりだな。さすが姉弟。思う事は一緒なんだな。」
「と、言う事は。」
「ああ。俺も、これを由乃にプレゼントしようと思ってた。」
胸に、温かい物が広がる。
同じ物を、相手にプレゼントしようとしていたなんて。
「これだけじゃない。毎年毎年、由乃にプレゼント買っていたよ。」
「私も。毎年理人に、プレゼント買ってた。」
それが嬉しくて、嬉しくて。
私達は、同じスノードームを買って、お互いにプレゼントした。
お店を出た後、ベンチに座って、二人で空を見上げた。
理人は、私が取ろうとしていたスノードームを、手に取った。
「うん。理人にね、プレゼントしようと思って。」
「えっ……」
理人の驚きに、私は目をパチパチさせた。
「……びっくりだな。さすが姉弟。思う事は一緒なんだな。」
「と、言う事は。」
「ああ。俺も、これを由乃にプレゼントしようと思ってた。」
胸に、温かい物が広がる。
同じ物を、相手にプレゼントしようとしていたなんて。
「これだけじゃない。毎年毎年、由乃にプレゼント買っていたよ。」
「私も。毎年理人に、プレゼント買ってた。」
それが嬉しくて、嬉しくて。
私達は、同じスノードームを買って、お互いにプレゼントした。
お店を出た後、ベンチに座って、二人で空を見上げた。