今でも君を。
初めて凌弥と出会ったのはあたしの21歳の誕生日。
中学からの親友の彩夏と飲みに行った先で知り合った。
この日はあたしの誕生日祝いってことで
イケメンでも拝みながら飲もうよ!とゴリ押し(笑)
彩夏の奢りでホストに行くことになった。
「瑠衣!お誕生日おめでとう!!」
「ありがとー!彩夏♡今日は潰れるぞー!!」
「そんな事言っていつも潰れないじゃん!!笑」
『カンパーイ!おめでとー!瑠衣ちゃん♪』
そんな感じでホスト達にも祝われて
ほろ酔いくらいで飲んでた時
「なんかもりあがってんねー!バースデー?」
声の先を見ると背が高くてイケメンって
訳でもないけど、笑顔が可愛い感じの男の子。
「ちょ、俺横座っていい??」
いきなりかよ!と思いつつ楽しければいいや
って考えのあたしと彩夏は快く返事をして
楽しく飲んでさあ次に行こうか〜なんて思ってたら
「ねえ!奢るから二件目系列のメンパ行かない?
お誕生日祝いし直そうよ!!」
タダ酒ほど美味しいものはない!と、目をキラキラさせ
あたし達は大賛成。(笑)
彩夏の横にいたホストくんと
凌弥が終わるのを待って、二件目到着♪
さっそくシャンパンが出されて
飲み終えたらまたシャンパン。
シャンパンの無限ループだ。。。
そして気づけば時間も既に朝の6時を回っていた。
そろそろ帰る〜?と彩夏と話していると
涼弥が連絡先を聞いてきた。
「うちらよっぽど同じ店にはあんまり行かないし。。。」
「それがどうしたの?普通に友達なりてぇなーって
思ったから聞いたんだけど!」
と、あまりにも可愛い笑顔で答えるから
番号を交換して彩夏と店を出た。
あの時、凌弥が連絡先を聞いてくれなかったら
こんなに幸せで、愛おしい気持ちを知る事はなかったよ。
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