今でも君を。
「よし!飯行こうぜ!焼肉!!
てか、瑠衣は焼肉でいいの?(笑)」
「うん!あたしも焼肉食べたい!」
少し歩いて、近くにある焼肉屋さんで乾杯をした。
「お前、すげぇ美味そうに飯食うな(笑)
もう食べれなぁーいとか言う女子だったら
どうしようかと思ったわ!」
と言いながらあたしの食べてる姿を
ニコニコしながら眺める凌弥。
「こんなだから痩せれないんだよね〜(笑)
でも美味しいもの前にするとどうしても食べちゃう(笑)」
「食いたいの我慢してるより
美味そうに食ってんの見る方が俺好きだけどな!」
「ふぅー、苦しい!めっちゃ食べた!」
「食ったし飲んだな!(笑)
なんか暑くなってきたし俺!外出ようぜ〜!」
「ちょっと待ってて!あたしトイレ行ってくる!」
お手洗いを済ませて、席に戻るとあたしの荷物も
凌弥の姿も見当たらない。
レジの方へ歩いて行くと陵弥が外で待っていた。
「ごめんー!待たせちゃった??
てかいくらだった?半分出すよ!!」
「自分の女に金なんか払わせられっかよ!
黙って奢られときゃいーんだよ!」
そう言って、あたしの頭をくしゃっと撫でる。
「どーする?どっか飲み行く?
疲れたなら送ってくし!!」
「飲み行こ!まだ凌弥といたいし、、、!」
だめだ。自分で言ってめっちゃ恥ずかしくなってきた。
そう思って下を向くあたしをぎゅーっと抱き締めてくれた。
「よかった!そう思ってんの俺だけじゃなくて!」
そう言いながら誰かに電話をする凌弥。
「よし、行くか!」
そう言って連れて来られたのは凌弥の
働いてるお店から直ぐ近くにあるメンパブだった。
「おー!凌弥、久しぶりだな!」
その声の主の顔を見て驚くあたし。
そう、凌弥と瓜二つなんだけど凌弥より
ほんの少し背が高くて大人な雰囲気の男の人。
「こいつ俺の兄貴!」
え!?お兄さん!?
なんの心の準備もしてなくてあたふたするあたしに
「こんばんは!凌弥からさっき聞いたよ。
これから凌弥の事宜しく頼むよ!」
「えっ、あっ、はい!宜しくお願いします!」
ぺこっと頭を下げて、凌弥に促されて
隣に座った。