【完】妖と契約した少女は陰陽師と共に

「やだ」

俺は仮装してほしい!とやる気満々の女子の誘いを断って、カーテンの隙間から手を出して驚かせる役目。

「奏多も仮装すればそれだけで客増えるのにな。あ、でも今年は澪ちゃんいるから関係ないか!」

澪はその容姿と明るい性格を買われて、当日の受付と客寄せ係に指名されていた。

本人はすごく不服そうだったけど。


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