【完】妖と契約した少女は陰陽師と共に

開かれた金色の瞳は1番に爽を見つける。

「本当に暦と名乗ったのか?」

「あ、あぁ…」

「そうか。厄介なのがこちらに来ているな」

「厄介って?」

奏多の質問に、ふぅ、と一息ついて春は話し始める。

「暦は隠り世の者だ。私はあいつを知っている。

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