【完】妖と契約した少女は陰陽師と共に

暦は、隠り世で私と同様、王家に仕えていたが裏で禁忌の術を研究していた。

その術には多くの人間の血が必要だったためにその術の研究は禁止されていた。

だが、奴は現し世に来ている自分の手下を使い人間の血を集めては隠れて研究を行っていたのだ。

それを見つけ、報告したのは私だ。

奴は、罪人となり隠り世の牢に入れられていた筈だが、どうやったかこの世界に来ている。

こちらの世界でまたあの術の研究をしているのかもしれない」

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