【完】妖と契約した少女は陰陽師と共に

「隠さなくていいんだよ、澪。

美月も爽も澪の味方。春だっている。俺、そんなんじゃ澪を守れないって何回春に怒られたんだろ」

春はいつも厳しいからなぁ、と俺は笑う。

「奏多、ごめん。ありがとう。もう少し、このまま休ませて」

いいよ、いつでもおいで。

俺が守るから、受け止めてあげるから。

俺は澪の頭をポンポンと撫でた。

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