【完】妖と契約した少女は陰陽師と共に

「澪!」

俺の声には全く反応しない。

「あはははは!彼女は僕のものだって言ったでしょう?あなたの事はどうでもいいみたいですよ」

「くそっ…。春!」

「無駄です。あいつは澪が呼ばなければ来ません」

赤く光る澪の瞳。澪の物でも春の物でもない。

「澪に何をした」

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