【完】妖と契約した少女は陰陽師と共に

「構わない。俺は、澪を救う」

『いいだろう。契約を交わす』


「うっ…」

胸が締め付けられるように痛い。息が出来ない。

俺は歯をくいしばり、その痛みに耐える。

これに耐えなければ澪は救えない、桜は俺を認めない。直感でそう思った。

チリチリと胸が焼けるように熱い。

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