【完】妖と契約した少女は陰陽師と共に

しばらくすると桜吹雪が収まり、人影が浮かぶ。

獣の耳、金色の瞳に白い髪、7本の尻尾。

「これは、いったい…」

「私の名は桜。お前はあちらの世界にて処刑される運命。おとなしくしろ」

「はっ。妖を葬るのが仕事の陰陽師が、妖と手を組んだってのか。面白い」

「春、私だ。何をしている」


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